最終更新日:2026年9月28日 11:14 AM
「1日30分しか寝ない」という生活を長年続けているとする人物が、今夏からネット上で大きな話題となった。
きっかけのひとつとなったのが、約1週間にわたって自身の生活を生配信した企画だ。長時間の配信を通して、ほとんど睡眠を取らずに過ごす様子を公開。SNSでは「本当に寝ていないのか」「人間はそこまで睡眠時間を減らせるのか」といった声が相次いだ。
一方、配信中には眠っているようにも見える場面があり、視聴者の間でさまざまな議論が広がった。
「眠くない=睡眠が足りている」ではない?
今回の話題で改めて注目されているのが、「ショートスリーパー」という言葉だ。
一般的には、睡眠時間が短くても日中の活動に支障がない人を指して使われることが多い。しかし、単純に睡眠時間を削ればショートスリーパーになれるというわけではない。
睡眠専門医からも、一般の人が意図的に睡眠時間を極端に短くすることには注意が必要だとの指摘が出ている。
特に睡眠不足は、眠気や疲労だけでなく、注意力や判断力、作業効率などにも影響することが知られている。
「自分では眠く感じないから問題ない」と考えていても、それだけで十分な睡眠が確保できているとは判断できない。
「1日30分睡眠」を実際に試した人も
ネット上では、この話題をきっかけに「自分も短時間睡眠に挑戦してみる」という動きも見られた。
実際に1日30分程度の睡眠を目指して生活した人物は、数日間の挑戦後、体力の低下や記憶が曖昧になるなどの経験を語っている。
もちろん、こうした体験談だけから睡眠不足の影響を一般化することはできない。
ただ、「短時間睡眠に慣れれば誰でも大丈夫」という考え方には注意が必要だろう。
そもそも「30分睡眠」は誰にでも可能なのか
ここで重要なのは、極めて短い睡眠時間でも生活できる人がいる可能性と、一般の人が同じ生活をしても健康上問題がないということは別だという点だ。
睡眠時間には個人差がある。一方で、必要な睡眠時間を意図的に削り続けることは、単なる「時間の節約」とは言い切れない。
今回の騒動では、配信映像の一場面をめぐって「寝ていたのでは」「いや、起きていた」といった議論もSNSで盛り上がった。
しかし、映像だけを見て医学的な睡眠状態を判断することには限界がある。
ネット上の“検証”と医学的な検証は、分けて考える必要がありそうだ。
編集部コメント
「1日30分しか寝ない」。
この数字だけを見ると、思わず「そんなことが本当にできるの?」と気になってしまいます。実際、今回の話題もSNSでは大きな反響を呼びました。
ただ、ここで注意したいのは、「誰かができているように見える」ことと、「誰でも安全に真似できる」ことはまったく別だということです。
睡眠は、削った時間をそのまま別の活動に使える単純なものではありません。
仕事や勉強の時間を増やしたい、趣味の時間が欲しい――そんな理由から睡眠を削りたくなる人もいるでしょう。
だからこそ、SNSで話題になった「1日30分睡眠」を、単なる驚きのニュースとして終わらせるのではなく、自分に必要な睡眠を考えるきっかけとして捉えたいところです。
「寝なくても平気」と感じている人ほど、まずは無理に睡眠時間を削っていないか、一度振り返ってみてもよいかもしれません。









