最終更新日:2026年9月29日 9:49 PM
Xのタイムラインで、丸い顔に大きな目を持つ「Grok Bot風」のアイコンを見かける機会が増えている。
このアイコンは、Xのプロフィール画像などを元に、Grok Botを思わせるシンプルなキャラクターへ変換するもの。2026年9月18日に、XユーザーのSerio_ai(@Multi_Serio_Ai)が「グロックボットスタイル」のキャラクターを作るためのプロンプトを公開したことをきっかけに、同じスタイルの画像が広がっている。
投稿は大きな反響を集め、検索時点では約800万回表示、約1.5万件のいいね、約2000件のリポストが確認できる。
きっかけは「Grok Bot風キャラクター」のプロンプト
Serio_aiは9月18日、Grok Bot風のキャラクターを生成するためのプロンプトを公開した。
長いプロンプトをXに直接掲載するのではなく、コピーして画像生成AIで利用できるWebアプリも用意している。
実際に公開されたプロンプトを使うと、人物やキャラクターなどをベースに、Grok Botを思わせる小さなロボット風のアイコンを生成できる。
9月24日には、日本語でこの流行を紹介し、実際にChatGPTを使ってアイコンを作ったユーザーの記事も公開されている。
どんなアイコンなのか
特徴的なのは、非常にシンプルなデザインだ。
丸みを帯びた顔に、黒いカプセル状の大きな目を配置し、口や鼻などを省略。髪型や髪色、肌の色など、元になった人物の特徴を残しながら、全体を小さなボットのようなキャラクターに仕上げる。
XのGrok Bot Marketplaceにも、このスタイルのアイコンを生成する「Pfp Bot」が公開されている。
Pfp Botの説明によると、Xのプロフィール写真やアップロードした写真、セルフィーなどを元に、髪や色などの特徴を残した小さなGrokbot風アイコンへ変換する仕組みになっている。
ただし、ここで注意したいのが、「Grok Bot公式の新しいプロフィールアイコン機能」というわけではないことだ。
Pfp Botの説明では、スタイルとプロンプトの作者としてSerio_ai(@Multi_Serio_Ai)がクレジットされている。
すでに5000枚以上の画像が集まる
この流行の規模を示す数字も出ている。
Serio_aiは9月下旬、自身が公開したギャラリーについて、これまでに5,409枚の画像を集めたと説明している。
内訳として、過去1週間の投稿へのメンションやリポストを通じて集めた画像が4,826枚、自身をタグ付けして送られた画像が583枚と説明している。
もちろん、この数字は「X上で5,409人がアイコンを変更した」という意味ではない。
同じユーザーが複数の画像を投稿している可能性もあるため、画像の投稿数として見る必要がある。
それでも、1週間程度の期間で5000枚を超える画像が集まったことから、このスタイルが一定規模で共有されていることは確認できる。
なぜ一気に広がった?
今回の特徴は、特定のキャラクターをそのまま使うのではなく、自分自身のプロフィール画像を同じフォーマットに変換できる点にある。
髪型や色などの特徴を残しながらデザインを共通化することで、別々のユーザーがアイコンを変更しても「同じ流行に参加している」ことが分かりやすい。
実際、公開されたギャラリーにはさまざまな人物・キャラクターを元にした画像が並んでいる。
こうした「同じフォーマットで自分だけの画像を作る」タイプのAI画像生成は、Xのプロフィール画像とも相性がいい。
「Grokで作る画像」ではない点にも注意
名前に「Grok Bot」と入っているため、Grokだけで生成されるものと思うかもしれない。
しかし、今回公開されたプロンプトは特定の画像生成AIだけに限定されたものではない。
9月24日に公開された体験記事では、ChatGPTを使って実際にGrok Bot風アイコンを作った例が紹介されている。
つまり、今回広がっているのは「Grokを使うこと」そのものではなく、Grok Botを思わせる一定のビジュアルスタイルと、それを再現するプロンプトだ。
公式の流行なのか?
現時点で確認できる情報からは、XやxAIが公式に「このアイコンへ変更しましょう」と展開しているキャンペーンとは確認できない。
むしろ、個人が公開したプロンプトをきっかけにユーザーが画像を生成し、それをX上で共有することで広がっている動きと見るのが正確だ。
さらに、発案者のプロンプトを利用した第三者のサービスも登場している。
そのため、記事では「X公式の新機能」や「xAI公式の新アイコン」と表現するのではなく、**「Grok Bot風のアイコンがユーザー間で広がっている」**と表現するのが適切だ。
Xのタイムラインで見かける理由
今回の流行では、アイコンそのものが小さいため、Xのタイムライン上でも目に入りやすい。
同じような黒い背景や丸い顔、大きな目という共通したデザインを使いながら、髪型や色などに個人差があるため、「同じもの」ではなく「同じ流行に参加している」という状態になる。
実際、Serio_aiが公開したギャラリーでは大量のバリエーションを見ることができる。
まとめ
今回Xで見かけるようになったGrok Bot風アイコンは、2026年9月18日に公開されたプロンプトをきっかけに広がったものとみられる。
発案者の投稿は約800万回表示され、本人が公開したギャラリーには5000枚を超える画像が集まっている。
一方で、「X全体で何人がこのアイコンを使っているのか」という公式な統計は確認できない。
そのため、現時点では「Xで大流行している」と断定するよりも、**「X上でGrok Bot風アイコンを使うユーザーが増え、画像がまとまった規模で共有されている」**と表現するのが実態に近い。
AI画像生成によって「自分のアイコンを同じ世界観に変換する」という遊びが、Xのプロフィール文化と結びついて広がっている格好だ。
編集部コメント
筆者もXのタイムラインを見ている中で、似た雰囲気のアイコンを設定しているユーザーを複数見かけました。
そこで調べてみると、単発の画像生成ではなく、9月18日に公開されたプロンプトを起点に、実際に大量の画像が作られていることが分かりました。
特に興味深いのは、発案者が公開したギャラリーに5000枚を超える画像が集まっている点です。
ただし、これは「5000人以上がアイコンを変更した」という意味ではありません。また、X全体の利用者数に対してどの程度の規模なのかを示す公式データもありません。
そのため今回は「Xで大流行」と断定せず、実際に確認できる投稿数や表示数を中心に、現在起きている現象として紹介しました。
今後さらに広がるのか、それとも一時的なAI画像トレンドとして収束するのか、しばらくXのタイムラインを追ってみると面白そうです。
情報源
- X / Serio_ai(@Multi_Serio_Ai)の投稿
- X.ai Grok Bot Marketplace「Pfp Bot」
- Grokbot Icon Studio関連情報
- 2026年9月24日公開「Xで見かけた『可愛いアイコン』、自分でもAIで作ってみた」
※本記事は2026年9月29日時点で確認できた公開情報をもとにしています。表示回数や画像枚数などは今後変動する可能性があります。









